寺村小学校最後の卒業式
2004/03/21 寺村小学校体育館
 3月末をもって休校となる寺村小学校で21日最後の卒業式か挙行され,100人を越える地域住民らが,8人の卒業生の門出を祝いました。

最後の卒業式ということもあり式には保護者・歴代教員・地域住民ら100人以上の参加があり大変盛大なものとなりました。

式では市川校長が一人一人に卒業証書を手渡し夢に向かって進んで下さいと激励した。

この後,卒業生と在校生8人ずつが向かい合い演奏・思い出を話し別れの言葉を述べ参加者達の涙を誘った。

最後の卒業生の名に恥じないすばらしい8人でした。
おめでとう
8人の卒業生
最後の卒業生の名に恥じないすばらしい
8人でした。先生方ありがとうございました。
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来賓祝辞
村長
吾川中学校代表
村議会議長
寺村小PTA会長
このように多くの方々に参加頂きました。
卒業生のみなさん、本日は卒業おめでとう。また、ご列席のご父兄の皆様、ならびに学校関係者の方々、おめでとうございます。心からお祝いしたいと思います。

このよき日に父兄を代表して私が挨拶する訳ですが何を卒業生の皆さんに対してお話すればよいか、迷いました。7年前にも私がこの場で3人の卒業生を前に祝辞を述べさせていただいた事がありました。その時の卒業生と最近話す機会があって・・・・すると彼は私がその時話したことを何と覚えていたんですね。嬉しくもあり恥ずかしくもありましたが,今年は特に責任の重大さを痛感している次第であります。

それでは卒業生のみなさん、思い出してみて下さい。
6年前、ここの体育館で行なわれた入学式。みなさん、覚えていますか?ここからみなさんの小学校生活がスタートしました。その入学式の場には、どんな気持ちで望んでいたのでしょう。小学生になった喜びもあったかも知れません。しかし、「よっし、がんばるぞ!」といった感じの希望を持っていたはずです。
 その後始まった学校生活。何が印象に残っていますか。またそれはいくつありますか?運動会・修学旅行・遠足・親子レク・水泳大会・マラソン大会,などなど色々な事を思い浮かべられると思います。またあとで皆さんの別れの言葉で思い出すと思いますが・・・・・・
そして、今日また6年前と同じこの体育館での卒業式。寺村小学校最後の卒業式
さて、みなさんは6年間過ごして、楽しかったですか,それとも楽しくなかったですか?今日が6年間の総決算の日であり寺村小学校127年間の総決算の日でもあります。

ちなみに、私の場合は、毎日毎日必死に遊んだ記憶しか残っていません。だから小学校生活はとても早く感じました。毎日毎日,日が暮れるまで遊びまわり,気付いてみれば卒業式でした。しかし、その中から色んなことを身につける事ができた?と私は思っています。これは、現在の仕事にも遊びにもそのまま活かされている事は”間違いない”(長井秀和風に)と思います。
もちろん、30年経った今でも付き合いのある仲間を得た事も大きかったです。

 4月から皆さんは中学生となりまた新たなスタートを切るわけですが寺村小学校で培った優しさを忘れず頑張って下さい。弱いものへの思いやり,お年寄りへの思いやり,身体の不自由な方への思いやり,色々あると思いますが皆さんの優しさはここの先生方も言って居られましたが本物だと信じています。”優しい”と言えば何となく弱いというイメージがありますがそれは違います。優しさというのは”本物の強さ”が根元にあって初めて出てくるものです。情けは人のためならずと言うことわざがあります。他人への優しさはきっとあなたに帰ってきます。先日の高知新聞の”声ひろば”の投稿記事に佐川高校のサッカー部の話が出ていました。ご覧になった方も多いかと思いますが投稿されたのは佐川町の老人の方でした。その老人は重い荷物を持って神社の階段を上がっていたそうです。その階段は普段からサッカー部の子供達がダッシュの練習に使っていてちょうどその日も練習をしていた1人の部員が”荷物運ぶの手伝いましょうか?”と老人に声を掛けたそうです。老人は休みながら上がるので大丈夫ありがとうと言って断ったそうです。それから数分後また他の部員が同じように声を掛けてきたそうです。老人はとても嬉しかったそうです。まだまだ日本の若者も捨てたもんじゃないと感動しました。気持ちはあってもなかなかできることではありません。優しさを出すときには勇気も必要だと言うことです。どうやったらこんな子供を育てられるのか親御さんに会って教えていただきたいと思っています。皆さんも中学生になっても,高校大学社会人になっても今の優しさを持ち続けてくれることを希望します。

 寺村小学校も今日で127年の歴史を閉じることになってしまいました。古い話になるのですが私が20歳の頃毎週土曜日の夜8時からやっていたドラマで”スクールウォーズ”と言うドラマがありました。”この物語はある学園の荒廃に戦いを挑んだ、熱血教師たちの記録である。高校ラグビー界において全く無名の弱体チームが荒廃の中から健全な精神を培い、わずか数年で全国優勝を成し遂げた奇跡を通じ、その原動力となった信頼と愛を余すところなくドラマ化したものである”で始まりラグビー部の監督である滝沢先生が毎週のように子供達に裏切られながらも”愛とは信じ許し待つことである”と子供達と関わっていくドラマです。私も毎週見て泣いていました。覚えている方も多いと思いますが・・・・その中で毎回出てくる私の好きな言葉があります。「ワンフォアオール、オールフォアワン」というラグビー精神を表した言葉です。これは、「一人はみんなのために、みんなは一人のために」という意味です。一人一人がチームの為に己を捨て個々の責任を全うして初めて勝利が生まれてくる。そのために最も必要なのは勇気であるという意味です。私たち一人ひとりの力は小さくて限界もありますが、すべての知恵と地域の力を結集すれば大きな力となり、どのような困難も乗り越えていけるものと確信しています。これからの寺村に期待しています。

以上、私の考えを取り留めもなく述べてきましたが、ここを卒業して30年間生きた先輩として贈る言葉をまとめてみました。無責任ではありますが今から私が言う内容をすべて覚えていたとしたら、きっと皆さん生きる上で大いなる迷いを生じることになりますので”自分がそうやな”と思った事だけ実戦してみて下さい。

・ 中学校へ行ったら忙しくなります時間の有効利用を心掛けましょう。
 時間は人類に平等に与えられている唯一のものです。
・ もういいやと思ったらそこまでです。一所懸命やることで次がひらけます。
・人間を延ばすのに一番大切なことは素直な気持ちです。
色々な事に耳を傾けて人間の幅を広げましょう。コミュニケーションが大事です
・ この世に生まれてくると言うことはすごいことです。気の遠くなるような確率です。
 授かった命を大切にしてください。
・弱者への思いやり・優しい心・そして他人から受けた恩をいつまでも忘れないで下さい。
・あなたが居るだけで周りに居る人が楽しくなるような幸せになるような究極の人間を目 指して下さい。
 今言った中でこれが一番難しい事だと思います。

これらの言葉をもって私の祝辞を締めくくろうと思います。

卒業生のみなさん、本日は本当におめでとうございます。中学校でもがんばって下さい。そして行き詰ったり疲れたら休んで下さい。休憩も大切です。
 お世話になった先生方とも今日でお別れですが本当にお世話になりました。こんなに子供達を立派にしていただきありがとうございました。
 そして忙しい最中本日の準備を手伝って下さった多くの地元の方々にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

最後に今日ここに集まっていただいた皆さんがまたいつの日かここで集えることを祈り私の挨拶とさせていただきます。本日は本当におめでとうございました。
平成16年3月21日 寺村小学校PTA会長 片岡也寸志
寺村小PTA会長祝辞
この祝辞中息子は大あくびを繰り返してました。